

19回に及んだジュースをしのぎ、4度の雨天中断にも耐えた小畑が、フルセットの末、ウィンブルドンで02年以来の2勝目を挙げた。
対戦相手は、予選勝ち上がりで勢いのあるビールネローバ(チェコ)。相手の戦法もよく知らない小畑は、左右に走って拾いまくる。「少ないチャンスをどれだけものにできるかが勝負だった」と小畑。
圧巻は、1―4から追い上げた最終セットの第8ゲーム。小畑がエースを決めるとビールネローバも決め返し、計19回のジュースが繰り返される壮絶な展開。小畑は「どれだけ耐えられるかだった」と振り返った。
これをもぎ取って4―4のタイに持ち込み、勢いに乗ろうとした第9ゲームが再び雨で中断。「いい展開となった時の中断で苦しかった」。集中力を切らさないよう1人で控え室にこもった。
再開後、自滅したのはビールネローバだった。最後は自らのサービスゲームをダブルフォールトで落としてゲームセット。中断をはさんで6時間以上にも及んだ試合に終止符が打たれた瞬間、小畑はラケットのネットを両手ではさみ、軽く手を合わせた。

正午の試合開始から約6時間半後、雨による中断を4度も挟んだ大接戦を小畑が制した。最終セット1―4の劣勢をはね返し、第8ゲームで19度のジュースの末に追い付いた。「ずっと彼女のペースだったが、どれだけ耐えられるかが勝負と思っていた」と小畑。第10ゲームでは2度のマッチポイントをしのぎ、驚異的な粘り腰で逆転勝ち。度重なる中断の間も「誰とも話もしないで、1人で部屋に閉じこもっていた」という研ぎ澄まされた集中力で2年ぶりの初戦突破を果たした。
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